
寒蘭・エビネは暖流の影響を受け、夏涼しく冬暖かい山の南斜面に自生する常緑多年性の蘭科植物です。
日当たりは、半日陰で通気性の良い所を好みます。
家での培養は、山に近い環境(直射日光を避け、風通しの良い所で少し湿気のある所)を整えることが必要です。
培養土
- 排水性が良いこと
水はけが悪いと、根腐れをおこし、根の病気にかかりやすい。
- 保水性が良いこと
気温が高く、鉢の土が乾燥すると、根が枯れやすい。
- 通気性が良いこと
通気性が悪いと、根に酸素が供給されず枯れやすい。
鉢には常に新鮮な空気や水分を供給することが、一番大切である。
※当店の培養土には、宮崎や熊本で採れる赤ボラを大・中・小、それに化粧土の四種を鉢の大きさに合わせて割合を調節しております。
(大きい鉢ほど、大きいボラの割合が多い)
日当たり
- 朝日を充分にとる
午前10時頃まで直射日光を当て、西日は避けた方が良い。
病気・害虫
- 殺菌剤
トップジンM・ベンチレート・ダコニール・マンネブダイセンを交互に使用します。
- 殺虫剤
カイガラムシ類にはオルトラン水和剤
肥料
- 液肥
スーパーグリーン
寒蘭には1000〜1500倍、エビネには500倍に稀釈して、鉢にかける(じょうろ)
- 葉面散布
トップドレッシング
寒蘭には800〜1000倍、エビネには300〜500倍に稀釈して、葉にかける(噴霧器)
- その他
活力剤としてハイアトニック、メネデール、HB101、タケガレンを状況に合わせて使用する。
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